WORKS
HOUSE – TK
津田沼 / 千葉県
Interior
Furniture
手を加えて、線を消す。
このプロジェクトは、新築分譲マンションの1室に、新しい生活を始められるご家族のために、家具と光をデザインするというものであった。
そこで、人が直接触れる家具や、空間の印象を決める光のデザインが、画一化されたマンションの住空間において、この家族の個性に寄り添ったかたちにならないかと考えた。また、この計画を通して、家具と建築の間にある空間づくりの可能性を見出す事を試みている。
まずは、不要なラインとして内部空間に現れていた柱や梁の凹凸のラインを光の幕板や壁面一杯の本棚といった家具を加えることで、消していく作業を行なっていった。必要なものを加え、不要なものを消すという最小限の操作により、空間にシンプルな秩序をつくり、統一感のある空間へと変化させている。
また、整えられた空間には、ワイド2400mmと少しゆとりのある大きさのテーブルと、特徴的なペンダントライトを配置した。ソファがあって、TVがあってという定型的なレイアウトではなく、家族が集まり、食事をしたり、団欒をしたり、勉強をしたりと、やや大きめのテーブルは、生活の受け皿であり、フレキシブルに利用ができる機能的な場所として計画している。
その場所、その家族といった特殊な条件向き合いつつ、建築と家具の曖昧な境界について考えさせられた。
そこには、空間づくりの可能性がまだ潜んでいるのではないかと感じている。
そこで、人が直接触れる家具や、空間の印象を決める光のデザインが、画一化されたマンションの住空間において、この家族の個性に寄り添ったかたちにならないかと考えた。また、この計画を通して、家具と建築の間にある空間づくりの可能性を見出す事を試みている。
まずは、不要なラインとして内部空間に現れていた柱や梁の凹凸のラインを光の幕板や壁面一杯の本棚といった家具を加えることで、消していく作業を行なっていった。必要なものを加え、不要なものを消すという最小限の操作により、空間にシンプルな秩序をつくり、統一感のある空間へと変化させている。
また、整えられた空間には、ワイド2400mmと少しゆとりのある大きさのテーブルと、特徴的なペンダントライトを配置した。ソファがあって、TVがあってという定型的なレイアウトではなく、家族が集まり、食事をしたり、団欒をしたり、勉強をしたりと、やや大きめのテーブルは、生活の受け皿であり、フレキシブルに利用ができる機能的な場所として計画している。
その場所、その家族といった特殊な条件向き合いつつ、建築と家具の曖昧な境界について考えさせられた。
そこには、空間づくりの可能性がまだ潜んでいるのではないかと感じている。
DATA
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竣工2021.6
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工事種別家具 / 内装(一部)
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所在地千葉県習志野市
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写真鳥村 鋼一