WORKS
HOUSE – MT
滋賀
Architecture
House
屋根にあいた穴
滋賀県の新興住宅地に、夫婦と子供3人のために設計した住宅である。
街はまだ新しく、建売住宅が量産され、画一的で閉鎖的であるが閑静な風景が出来上がりつつあった。この住宅では、街に対していかに生活を開いていくかを考えている。
街のアイコンとなる特徴的な屋根、屋根に設けた大きな開口部、深い軒先の下には大きな縁側を設け、街との積極的な関係をつくりだしている。内部は、単純な構成のプランとしているが、全ての扉を引戸とすることや、部屋と部屋を繋ぐ小さな窓を設け、風の流れをつくることなどにより、視線や風の抜ける気持ちのよい空間をつくっている。また、スタディコーナーや収納はあえて廊下につくり、ロフトに窓を設け立体的に空間を繋ぐことは、回遊性があり建物全体を満遍なく使えるように計画した。屋根裏床下の熱を交換するエアダクトを採用し、エアコンにできるだけ頼らない環境負荷にも配慮している。
街はまだ新しく、建売住宅が量産され、画一的で閉鎖的であるが閑静な風景が出来上がりつつあった。この住宅では、街に対していかに生活を開いていくかを考えている。
街のアイコンとなる特徴的な屋根、屋根に設けた大きな開口部、深い軒先の下には大きな縁側を設け、街との積極的な関係をつくりだしている。内部は、単純な構成のプランとしているが、全ての扉を引戸とすることや、部屋と部屋を繋ぐ小さな窓を設け、風の流れをつくることなどにより、視線や風の抜ける気持ちのよい空間をつくっている。また、スタディコーナーや収納はあえて廊下につくり、ロフトに窓を設け立体的に空間を繋ぐことは、回遊性があり建物全体を満遍なく使えるように計画した。屋根裏床下の熱を交換するエアダクトを採用し、エアコンにできるだけ頼らない環境負荷にも配慮している。
DATA
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竣工2012.01
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用途住宅
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構造木造
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敷地面積203.42㎡
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延床面積128.52㎡
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建築敷地滋賀県大津市
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写真鳥村 鋼一