WORKS
HOUSE – SK
世田谷 / 東京
Interior
House
時間を刻む場所
この住宅は、マンションの1室をフルリノベーションする計画である。施主はご夫婦の2人暮らしで、長年暮らされたご自宅を、時の流れと共に変化したライフスタイルに合わせるため、空間も変えて行きたいというご依頼であった。また、3LDKと固定化された間取りは、時と共に変化していく家族の人数や生活習慣にとって最適とはいえず、暮らしを間取りに合わせている状況となっていた。
そこで、今の生活のかたちに合わせ、部屋の数を減らすことや、その空間の大きさや家具の配置を整えていった。また、機能面の調整、性能のアップデートを行いながら、空間の再構成を行なっている。
さらに、暮らしの中で『触れるもの』と、その先におこる『状況』に意識を傾けた。あたりまえの日常をほんの少し魅力的にできるように、ゆったりとしたソファーで読む物語、ピアノやオーディオから聞こえる音、料理をしながらの会話やその香り、窓から見える緑や射し込む光、家の中を流れる風、壁の質感の柔らかさ、木材の自然な手触り等、『触れるもの』の先に起こる『状況』を意識し設計を進めていった。
この空間を通して何気ない日常が、小さな記憶として刻まれていって欲しいと考えている。また、そんな暮らしは、豊かな暮らしといえるのではないだろうか。
そこで、今の生活のかたちに合わせ、部屋の数を減らすことや、その空間の大きさや家具の配置を整えていった。また、機能面の調整、性能のアップデートを行いながら、空間の再構成を行なっている。
さらに、暮らしの中で『触れるもの』と、その先におこる『状況』に意識を傾けた。あたりまえの日常をほんの少し魅力的にできるように、ゆったりとしたソファーで読む物語、ピアノやオーディオから聞こえる音、料理をしながらの会話やその香り、窓から見える緑や射し込む光、家の中を流れる風、壁の質感の柔らかさ、木材の自然な手触り等、『触れるもの』の先に起こる『状況』を意識し設計を進めていった。
この空間を通して何気ない日常が、小さな記憶として刻まれていって欲しいと考えている。また、そんな暮らしは、豊かな暮らしといえるのではないだろうか。
DATA
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竣工2020.05
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延床面積73.08㎡
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所在地東京都世田谷区
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撮影鳥村 鋼一
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用途住宅