WORKS
RESIDENCE – INITIA
芦屋 / 兵庫
Interior
Residence
瓦がつくる移ろいの表情
このプロジェクトでは、日本の三大瓦の一つである地産の淡路瓦を採用し、地域の風景をつくる瓦の表情を建物のファサードと内部空間に展開し、表情豊かな空間の実現を考えた。
台形状(150mm×150mm×75mm)の小さなブリックをいぶし瓦により製作し、透か積みによるスクリーンを建物のファサードに計画した。いぶし瓦のブリックは、その無垢な力強さと、透かしずみの上質な表情を併せもつ。
また、内部空間には、信楽焼と同様の製法でつくられる窯変瓦を採用した。陶器のような焼き斑のある表情をもった小さな瓦を集合させ、反復することにより空間をつくっていった。瓦の表情は、1枚1枚微妙に違い、それらの集まりは不揃いで、斑があり、個性的である。また、無垢な塊は、均質ではない周囲の自然光をうまく取り込み、柔らかな影を空間に落としている。
地域の土が自ら暮らす建築の一部となる事が、地域やこの場所への愛着へ繋がって欲しいと考えている。また、この瓦が持つ表情がここで暮らす人の生活に豊かさを与えてくれることを期待する。
台形状(150mm×150mm×75mm)の小さなブリックをいぶし瓦により製作し、透か積みによるスクリーンを建物のファサードに計画した。いぶし瓦のブリックは、その無垢な力強さと、透かしずみの上質な表情を併せもつ。
また、内部空間には、信楽焼と同様の製法でつくられる窯変瓦を採用した。陶器のような焼き斑のある表情をもった小さな瓦を集合させ、反復することにより空間をつくっていった。瓦の表情は、1枚1枚微妙に違い、それらの集まりは不揃いで、斑があり、個性的である。また、無垢な塊は、均質ではない周囲の自然光をうまく取り込み、柔らかな影を空間に落としている。
地域の土が自ら暮らす建築の一部となる事が、地域やこの場所への愛着へ繋がって欲しいと考えている。また、この瓦が持つ表情がここで暮らす人の生活に豊かさを与えてくれることを期待する。
DATA
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竣工2023.06
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デザイン監修佐々木達郎建築設計事務所
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所在地兵庫県芦屋市
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建築設計監理D&D建築設計事務所
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用途共同住宅
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施工村本建設
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構造鉄筋コンクリート造
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照明ICE都市環境照明研究所
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階数地上4階
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家具TIME&STYLE
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敷地面積1283.14㎡
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写真discovery go / 須藤和也
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建築面積720.40㎡
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延床面積2471.24㎡