WORKS
HOTEL – OMO5熊本
熊本 / 熊本
Interior
Hotel
街の風景と記憶をつなぐ
OMO5熊本は、街の象徴である熊本城を眺める好立地にあると同時に、街の中心市街地に位置し、熊本地震復興の象徴として計画された。緑豊かな自然を纏い、歴史の息吹を感じる熊本城の風景や活気のある街の賑わいをホテルの魅力としてそのまま引き込みたいと考えた。
パブリックスペースには、内外を繋ぐ立体的なデッキテラスを街に張り出すように設けている。デッキテラスは、街の賑わいや、熊本城の風景をホテルと繋ぐための新たな地形として計画し、外部のテラスが、内部にまで入り込む。地形のように凹凸のあるテラスには、リラックスして城を眺めるソファや、家族や友人と会話や食事を楽しむカフェスペース、グループで集う溜まりの空間等、段差のある凹凸形状により様々な居場所を設けている。また、ビルの低層部は、飲食店や物販店が入る商業施設となっており、街からホテルのパブリックスペースまで、エスカレーターによりシームレスに繋がる構成としている。ホテルが街と繋がる新しい形式を実現し、ホテルゲストのみではなく、街の人々も利用可能な公共性を持たせることを考えた。
また、熊本の大地がつくりだす色彩や地産材に着目した。表情豊かな赤土を想起させるレンガタイルの壁、城の石畳に見られる地図のような石張り、震災で瓦礫となった熊本城の瓦等、この場所の記憶が刻まれた材料や色彩を採用し、地域性の表現を試みている。この場所を訪れたゲストが、熊本の風土の魅力や街の賑わいを感じながら、記憶に残る滞在をして欲しいと考えている。
パブリックスペースには、内外を繋ぐ立体的なデッキテラスを街に張り出すように設けている。デッキテラスは、街の賑わいや、熊本城の風景をホテルと繋ぐための新たな地形として計画し、外部のテラスが、内部にまで入り込む。地形のように凹凸のあるテラスには、リラックスして城を眺めるソファや、家族や友人と会話や食事を楽しむカフェスペース、グループで集う溜まりの空間等、段差のある凹凸形状により様々な居場所を設けている。また、ビルの低層部は、飲食店や物販店が入る商業施設となっており、街からホテルのパブリックスペースまで、エスカレーターによりシームレスに繋がる構成としている。ホテルが街と繋がる新しい形式を実現し、ホテルゲストのみではなく、街の人々も利用可能な公共性を持たせることを考えた。
また、熊本の大地がつくりだす色彩や地産材に着目した。表情豊かな赤土を想起させるレンガタイルの壁、城の石畳に見られる地図のような石張り、震災で瓦礫となった熊本城の瓦等、この場所の記憶が刻まれた材料や色彩を採用し、地域性の表現を試みている。この場所を訪れたゲストが、熊本の風土の魅力や街の賑わいを感じながら、記憶に残る滞在をして欲しいと考えている。
DATA
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竣工2023.01
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ホテル設計監理(内装)佐々木達郎建築設計事務所
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所在地熊本県熊本市
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建築設計監理竹中工務店
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用途ホテル
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施工竹中工務店
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構造S造一部RC造
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照明ICE都市環境照明研究所
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階数地上11階 地下1階
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家具TIME&STYLE
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敷地面積1574.53㎡
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グラフィックOUTSIGHT GRAPHICS
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建築面積1450.75㎡
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写真Nacasa&Partners
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延床面積9954.07㎡