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2022.05.19 Press

「第25回木材活用コンクール」にて第4部門賞を受賞しました!

この度、木材の新たな活用や普及・促進を目的とした「第25回木材活用コンクール」にて、弊社が【OMO/BEB】ホテルでデザインしてきた、【客室/木軸立体家具】【パブリック / 木軸フレームのインテリア】が、第4部門賞(クリエイティブユース:ランドスケープ、インスタレーション、家具、木製品等)を受賞することができました。
「これからの日本で、若い世代の人たちに、木の建築をもっと身近に感じてもらうためには、今ある建築を通して感覚的にそのよさを訴求していく必要があると考えています。そのためには、木を‘目に見えるところ、手に触れられるところ’に配置するようなイメージで、建築の全体像を描き出さなければなりません。」*


弊社は、これまで【OMO5東京大塚】をはじめ、【BEB5軽井沢・土浦、OMO5沖縄那覇】の設計デザインを行ってきました。
どのホテルも共通して‘本物’の「木材」をあらゆる箇所に使用しています。それは訪れる全ての人に「本物の木を体感して欲しい」という思いがあったからです。
「木の構造材を組み上げ、家具(寝具や階段状の収納など)をつくる」*という解を導き出し、実現することができました。

ホテルの宿泊客は、若い年代のみではなく幅広い世代の方達が訪れています。
これからもっと多くの方が訪れ、木の温かみを体験してもらいたいと期待しています。


*引用:建築知識2020年4月号「JAS構造材でつくる木のホテルは、ボクらの道標」
【客室/木軸立体家具】 やぐら寝台・くつろぎ寝台

星野リゾートが展開する都市観光ホテルOMO・BEBブランドおいて展開している「3寸の国産ヒノキ集成材」を利用した、様々な木質家具による「旅のくつろぎ空間」の計画ある。ホテル空間において、経済性、運用面での合理性から、木質家具の採用が見送られるケースが散見され、本来の木材の質感を活かした空間が失われつつある。

この計画では、木質を活かしたデザインや加工、構法上の工夫した家具により、木材が本来の持つ温かみに触れることや、材料の魅力を体感することが可能な、他にない「旅のくつろぎ空間」を実現している。また、ホテルブランドでの横展開によるブランドイメージの構築や、スケールメリットの面でも未来に繋がる計画となっている。
【パブリック / 木軸フレームのインテリア】  階段、天井、壁、シェード、ソファ、ショップ棚、カフェカウンター、鏡のフレーム

OMO5東京大塚では、かつて旅人の立場や宿場で親しまれた旅籠をヒントにし、「旅のための籠 ( かご )」 をデザインコンセプトとしている。 3寸角の国産ヒノキ集成材が籠 ( かご ) 状に組まれた大きな木軸空間に、カフェやラウンジ、ライブラリーやカウンター等、様々な機能を設えている。

おおらかな木軸フレームに囲われ、ゲストが思い思いに過ごせる居場所を、木軸と一体化しながらつくっていく。その他、同ブランドの施設のインテリアデザインの中で、階段、壁、シェード、ソファ、ショップ棚、カフェカウンター、鏡のフレーム等、様々なエレメントとして展開している。
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