Tatsuro Sasaki Architects

このプロジェクトでは、設計段階でワークショップ(WS)を取り入れ、実際にオフィスで働かれるスタッフの方々がオフィスに対して持っている思いを引き出すところからプロジェクトが始まっています。
小さなものから大きなものまで様々な思いがあり、スタッフがもつ理想的なオフィスへの様々な思いを空間として形にすることが求められた。
オフィスは、150㎡程度で比較的ゆったりとしたスペースであった。そこで、WSにより抽出した機能的で具体的な思いを詰め込んだ「小屋」をオフィススペースの中央につくり、その周りの空間をフレキシブルなフリースペースとワークスペースにするプランを提案した。「小屋」には、壁全面がホワイトボードで囲われたミーティングスペース、深夜の作業時の休憩スペースとなる畳スペース、スタッフの衣類や共有の雑誌等の収納スペースなど、WSから出てきたアイディアをたくさん詰め込んで形にしている。また、フリースペースには、いくつかの家具を置くのみとし、フレキシブルな使われ方により自由な発想やアイディアが生まれる空間になることを期待した。オフィスができてから、オフィスに行くという感覚からオフィスに帰るという感覚に変わったというスタッフの言葉が記憶にのこっている。